10月16日(金)に一宮商業高校に行ってきました。
10年ほど前から千葉学習塾協同組合では公立高校を定期的に訪問しています。初めは訪問を断られてしまうケースも多かったのですが、最近では公開授業にお招きいただいたり、学校主催で塾対象学校説明会を開催していただいたりする公立高校も増えてきており、塾と公立高校の間にあった垣根のようなものはだいぶ取り払われたように感じます。おそらく千葉学習塾協同組合は日本で最も活発に活動している塾組合ではないでしょうか。加盟塾の一員として得られる情報量の多さには私も大変助かっています。
一宮商業高校は平成16・20・22年の3回の訪問の後、平成24年からは学校主催で塾対象学校説明会を開催してくださっています。私自身は6回目の訪問です。
まずは恒例となっている授業見学からです。電卓やキーボードをブラインドタッチで打つ速さやエクセルの技術等、何度見ても目を見張るばかりです。完全に私のスキルを上回っています… 私も20年近く仕事でパソコンを使っているのに。
生徒さんは服装の乱れもなく、また、すれ違う時などはきちんと挨拶をしてくれます。先生の説明にもあった「商業教育は人づくり」がまさに実践されていると感じました。
授業見学の後は、校長先生や商業科主任の先生から学校説明をしていただきました。学校の歴史・授業内容・部活動の活躍・卒業後の進路・入試情報等 大変参考になりました。ありがとうございました。
部活動と言えば、電算部の活躍は素晴らしいの一言です。全商プログラミングコンテストに36年連続で入賞していて、今年は電気料金のシミュレーション等ができる「電力みえるくん」というソフトウェアで全国2位相当の優秀賞、「野菜の学校」というiOS対応のアプリケーションで全国5位相当の優良賞をそれぞれ受賞したそうです。なお、「野菜の学校」は何とアップルストアで無償配布の予定とのことでした。詳しくは高校のホームページに載っていますので興味のある方は是非ご覧になってください。
本日、気が付いた入試情報のお話を最後に。
前期選抜では定員を上回る合格者を出すことはできません。そうなると、前期選抜枠を100%にした高校では1名でも入学辞退者が出ると、欠員が生じてしまい、定員1名で後期選抜を実施せざるを得なくなるのです。これを防ぐためには、前期選抜で定員を数名超えて合格者を出す必要があるのですが、果たしてどうなるのでしょうか。残念ながら公表される事柄ではないので、結論は2月17日の前期選抜合格発表を待たなくてはなりません。