幕張総合高校の前期選抜

毎日新聞で幕張総合高校の前期選抜に関する記事が掲載されました。

 

ただ、若干論点がずれているところもあったので、情報を整理したいと思います。

 

新聞では「実技審査でA判定のものは、自己アピールで受験した生徒より学力検査結果が100点低くても合格している」点に言及していましたが…

 

それは事前に公表されていることです。不正でも何でもありません。

 

ちなみに幕張総合高校の前期選抜の合否判定方法は以下の通りです。(高校側で公表されているものを分かりやすく要約しました)

 

学力検査結果での順位が定員の上位20%以内、または自己表現結果がA判定の者について、学力検査結果と評定値との合計値や調査書記載事項を資料として総合的に判定する。残りは、学力検査結果と評定値との合計値や調査書記載事項を資料として総合的に判定する。

 

「総合的に判定する」とありますが、実際は学力検査が上位20%以内の生徒はほぼ合格と思われます。自己表現結果がA判定の生徒は、新聞報道によると、学力検査で250点(高校の授業についていくために必要な最低学力)をクリアしていれば合格だったようです。そして、まだ定員まで残りがある場合は学力検査結果と評定値の合計による順位表を参考に上位から合格者を決めていく、という流れです。

 

ですから、自己表現でのA判定者の学力検査結果が他の合格者より100点低くとも、これはルール通りなのですから特に問題はありません。

 

問題はA判定の生徒が事前に決まっていたことです。

 

幕張総合高校の自己表現は「実技」と「口頭」の2通りありますが、新聞報道によると「口頭」でのA判定者はほぼ0名、「実技」では、事前にリストを作りA判定者を入試前に決めていたとのことです。

 

受験の公平性と言う観点で言えば、同じ検査項目(自己表現)にもかかわらず、「実技」か「口頭」で大きな差が生まれ、なおかつそれは試験前に決まっているのですから大問題です。

 

ですが…

 

一部の進学校を除けば、多かれ少なかれどの県立高校でもやっているのではないでしょうか? 考えてみてください。たかだか数分、長くても数十分の実技披露で生徒の本当のスキルを見極められると思いますか? ましてやそれを点数化できると思いますか? 高校によっては自己表現には150点もの配点があります。生徒ごとに120点とか125点とか細かく採点しているとは思えないんですよね。ほとんどの生徒は一律の点で、一部の生徒(高校側でリストアップしていた生徒)には満点、なんて採点をしている気がしてなりません。

 

県教委からは「“受験生に疑問を持たれないよう選抜基準を分かりやすく示す必要がある”として、他の県立高校にも基準の透明性を確保するよう指導する。 」というコメントがありましたが、私からすれば「何をいまさら」です。(多くの塾関係者がそう思っているのではないでしょうか)

 

特色化選抜の時代(H15~H22)から、ずっと入試の公平性・透明性は問題点だったではありませんか。10年以上も仕事をしてこなかったのは他ならぬ県教委だと私は思います。

 

今回の一件で、千葉県の公立高校入試が良い方向に向かっていくことを願ってやみません。

 

あと、現在幕張総合高校に通っている生徒(特に部活動を頑張っている生徒)に偏見を持つことは止めて欲しいと思います。事前にリストアップされていたとはいえ、部活動等の特別活動で優れた実績を有し、なおかつ高校側で授業についてくるだけの学力があると判断されて合格した訳ですから、彼らは何も悪くありません。今回の問題点は「事前にリストができており、実技と口頭で採点差が生じていたこと」であり、悪いのは大人たちです。在校生には引け目を感じることなく残りの高校生活を楽しんでもらいたいと思います。

 

最後に細かい情報を。

 

①新聞報道では「校内からの批判もあり、自己表現でのA判定者の合格ラインを250点から265点に引き上げた」とありましたが、今年の前期選抜はおそらく平均点が40点ほど上がっていますからボーダーの15点アップは無意味です。

 

②数年前の幕張総合高校の合否判定方法は、「学力検査結果が上位、及び自己表現結果がA判定の者について、学力検査結果と評定値との合計値で…」というものでした。私、実はそのとき「“学力検査が上位で、かつ自己表現がA判定の者”はほとんどいないのでは? “及び”は間違いで“または”が正しいのではないか?」と高校に問い合わせているのです。高校の対応は「一切お答えできません!」「公表しているのが全てです!」と随分とけんか腰で不快な思いをした記憶があります。ちなみに翌年から「及び」は「または」に変わりましたけどね。

 

③特色化選抜の時代に生徒から「自己表現の時間にグループ分けをされたんだけど、どうみても上手い組とそうじゃない組なんだよね。顔見れば他校の生徒でも選抜チームとかクラブチームの子は有名だから分かっちゃうんだよね。」と言われたことがあります。つまり事前のリストアップはその当時からだった訳で…

 

 

申し訳ありませんでした

7月にホームページ内の問い合わせメールが届かないという不具合が発覚…

 

画面上には「送信が完了しました。ありがとうございました」等のメッセージが出るにもかかわらず、塾側でメールを受信できていないというトラブル…

 

トラブル発覚までの間に問い合わせをされた方からしてみれば「無視された」状態な訳で、失礼極まりないことをしてしまいました。

 

設定等を一通りチェックしたのですが、原因は分かりませんでした。ただ、ネット情報によれば、問い合わせフォームはシステムが不安定とのこと。

 

おそらく、システム上の問題なのでしょうが、こうなってくると素人の私にはお手上げです。

 

で、「問い合わせフォームはご利用いただけません」の一言を追加してからは、ブログも含めてホームページを放置してしまいました。

 

正直、ホームページを閉鎖しようかと悩みました。何とか開設まではできたものの、維持・管理までとなると、素人では負担が大きいことが分かったからです。

 

そして、今日。

 

そろそろ結論を出さないとな、と思いつつ、「大網」「塾」で検索してみると…

 

あれ? 小高進学塾が検索1ページ目に表示されている? 嬉しいような、放置状態であるがゆえに恥ずかしいような、何とも言えぬ感覚です。

 

いずれにしても、「放置はまずい」と今更ながら自覚しました。

 

ということで、検索で上位にヒットするのならば、まだまだ小さな塾ですし、当面はホームページを継続することに決めました。(システムエラーは心配ですが…)

 

そうなれば、問い合わせフォームの修復が必要です。再度、設定し直します。

 

直りました! 7月には何をやってもダメだったのが、一発で直りました! 何だか良く分かりませんが、直ったので一安心です。

 

次いで冬期講習のご案内をアップ。

 

で、現在このブログを書いています。

 

また、この数か月のことを思い出しながら書いていきますので、今後とも宜しくお願いいたします。

 

 

フォームメールに関するお詫び

ホームページ内の「お問い合わせ」にある「フォームメール」が不通状態になっておりました。

 

先日、夏期講習のお申込みにいらした方からのご指摘で判明いたしました。

 

「送信が完了しました」というメッセージが表示されるのにもかかわらず、そのメールを塾側で受信できておりませんでした。

 

この場をお借りいたしまして深くお詫び申し上げます。

 

なお、4月28日の時点では受信できておりましたので、不通時期はそれ以降であるものと推測されます。4月末でサーバーの無料期間が終了しましたので、そのあたりに原因があるのかもしれません。ただいま原因の調査中です。

 

 

夏期講習が始まりました

7月21日(木)から夏期講習が始まりました!

 

とは言っても、総体期間中で欠席者も多いので24日(日)までは勉強会です。各自、学校の宿題を進めたり、サマーチェックテストを受けたりしてもらっています。

 

サマーチェックテストはすぐに採点して帳票を作り、生徒別に苦手単元の確認や夏期講習の目標設定をしています。結果を見てちょっとがっかりしている生徒もいましたが、今の成績はあくまで参考記録です。大事なのは「この夏でどれだけ学力を伸ばすか」ですよ。

 

ちなみにサマーチェックテストの帳票はこちら↓

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ちょっと意外だったのは学校の宿題量です。思いのほか少なくてびっくりです。「塾の夏期講習があるよね」と遠慮なさっているのでしょうか? 計算ドリルや復習プリントなど、もっと出して欲しかったような…

 

ところで、中学生の授業は25日(月)からですので、まだ夏期講習のお申込みを承っております。(サマーチェックテストはご自宅で解いてもらうことになります) 各学年若干名の余裕がございますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

生徒の眠気防止

期末テスト後のフォロー(補習)としていたときのことです。

 

一人の生徒がうつらうつらとしています… まぁ、この時期は仕方ないんですけどね…

 

と、ちょっとひらめきました。冷えピタがあったはず!

 

「先生! 眠くありません! 眠気飛びました!」

 

大成功です!

 

ということで本日大量に買い込んできました。

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この夏、小高進学塾では「冷えピタサービス」を実施します!

 

あ、商品名は熱さまシートでした…

 

 

千葉経済高校の塾対象学校説明会に行ってきました。

7月14日(木)に千葉経済高校の学校説明会に参加してきました。

 

私立高校進学は「学費が高い」という悩みがつきまとうものですが、千葉経済高校では授業料が無料になる減免措置をとっているそうです。

 

まず、保護者の方の年収が約910万円未満なら、国の就学支援金(9,900円)が支給されます。

 

さらに、保護者の方の年収が約600万前後以下なら、県から授業料の2/3から上記の就学支援金を除いた額が免除されます。

 

そして、千葉経済高校では、残った授業料も全て免除してくれるのです。

 

まとめると、千葉経済高校の場合は、

保護者の方の年収が910万以上なら、授業料は29,900円です。

保護者の方の年収が600万前後から約910万なら、授業料は29,900-9,900で20,000円です。

保護者の方の年収が600万前後までなら、授業料は無料となります。

ただし、施設設備費や実習費等は免除されませんのでご注意ください。

 

現在、約半数の生徒がこの制度を利用されているそうです。ちょっと計算してみたのですが、千葉経済高校の負担額は数百万単位ですね。この制度はかなり魅力的だと思います。

 

さて、メインとなる普通科・特進コース・商業科・情報処理科の説明ですが、ほぼパンフレットに沿ったものでしたので、ここでは省略します。

 

気になったのは進学実績です。国公立・早慶上智・GMARCH理の一般入試に限定すると

国公立…0名

早慶上智…6名

GMARCH理…5名

という合格実績です。推薦入試を加えれば倍近い実績となりますが、特進コースを設けて10年経つので正直もう少し期待したいところですね。

 

 

お問い合わせ&体験授業

7月12日(火)・14日(木)とお問い合わせをいただきました。また、そのうちのお一人は体験授業にもご参加いただきました。ありがとうございます。

 

直後にご予定がおありということで、あまり詳しくご説明できませんでしたが、ご検討いただければ幸いです。また、ご予定ぎりぎりまでお話ししてしまい申し訳ありませんでした。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

 

後で気がついたのですが、お問い合わせのきっかけをお伺いするのを忘れてしまいました。実はこの夏、郵便局の「特定期間引受配達地域指定」という、かもメールのDMをうったのです。その反応率を確認しなければいけなかったのですが…

 

ちなみに「特定期間引受配達地域指定」のDMは、「〇〇地域に△△枚」という形で郵便局に依頼するものです。弊塾では、お受け取りになった方のご住所やお名前等の個人情報は所有しておりませんのでご安心ください。

 

 

面談ウィーク

7月10日(日)から小高進学塾では面談ウィークでした。

 

塾での様子や宿題状況、テスト勉強会での様子、期末テストの総括、進路情報などを各ご家庭30分程度でお話しさせていただきました。

 

お忙しい中、お時間を作ってくださった保護者の方々に感謝いたします。

 

以前のブログでも書きましたが、保護者の方と情報交換をしたり、ご要望をお伺いしたりすのは大切なことですね。私もいろいろと勉強になり、また、夏期講習に向けての気合いが入りました。

 

今後とも小高進学塾を宜しくお願いいたします。

 

 

千葉学習塾協同組合の定例研修

7月8日(金)に千葉学習塾協同組合の定例研修に参加してきました。

 

今回のテーマは「学習塾を守るための労務管理の基礎知識」です。

 

塾講師といえば、昔は学生アルバイトの花形でしたが、残念なことに今ではブラックバイトと呼ばれてしまっています。今のところ小高進学塾は私一人で運営していますが、生徒数が増えれば従業員の労務管理も必要になるので、ブラックと呼ばれないためにしっかり勉強してきました。

 

といっても、3年前まで塾の従業員だったので法律的な知識はほとんど知っていましたけどね… ただ、従業員を雇う際の流れ(準備する必要書類や面接のコツ等)は今まで経験したことのない事柄だけに大変参考になりました。

 

今後に役立てたいところですが、その前に生徒数を増やさないと。

 

 

今年度3回目の公立中高委員会とJRのトラブル

7月6日(水)に千葉学習塾協同組合の公立中高委員会に出席してきました。

 

9月25日(日)に千葉市生涯学習センターで実施される「公立高校 進学相談会」の打ち合わせのためです。ブース配置や入場券等の確認作業をしてきました。

出来上がったポスターはこちら↓

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で、帰り道のこと。電車の入り口付近に立っていたのですが、扉の上にある液晶画面(広告や次の停車駅などを表示するもの)が突如全面黄色に。そして画面には「急停車します。ご注意ください。」の文字が。と、同時に急ブレーキ!

 

「反対車線を走っていた列車が線路異常を検知したため」とのこと。

 

普段は自動車通勤なので、たまにしか電車には乗らないのですが、JRを利用した直近の6回で何と5回もトラブルに巻き込まれています。車両故障・車両点検・踏切事故・車内不審物、で今回の線路異常です。尋常ではない頻度なのですが… ちょっと電車に乗るのが怖いです。